
Movanoについては前回、こちらの記事でも紹介をしているが、その後進捗があった。グルコース・血圧モニタリングウェアラブルデバイスを開発するベンチャー企業のMovanoは、米国新興市場ナスダックで株式公開を行ったことを3月23日に発表した。
参考:非侵襲グルコース・血圧モニタリング技術を開発するMovanoが米国ナスダックにIPO申請
Movano Inc.による今回の株式公開による総収入(同社が引受割引と手数料および募集費用で支払う金額も含む)は、約42.5m$(約46.6億円)になると予想され、同社がこれまで調達した30m$を超える資金総額に、追加で加わることになる。
Movanoは、122~126GHzの高周波、いわゆるサブテラヘルツ波を利用したRFチップをデバイスに組み込むことで生体センシングを行うベンチャー企業である。
(補足)技術の詳細については上記の記事内で特許も踏まえて解説をしているので、ここでは割愛する。
同社は現在、2021年第二四半期にFDA 510(k)認可に向けた極めて重要な試験を実施する予定しており、現時点では臨床データなどが開示されていない。そのため同社のセンシング精度などは現時点では不明だ。
また、Movanoは3月25日に、経営陣の体制も変更し、現在DirectorのJohn Mastrototaro博士がCEOに就任し、CEOであったMichael Leabman氏はCTOになることも発表した。Mastrototaro氏は、メドトロニックの糖尿病部門でCTOやR&D副社長、 事業開発担当など、様々な役職を歴任した人物となっている。
(今回参考のプレスリリースはこちら)
2021年に注目すべき、デジタルヘルスの健康・ヘルスケアモニタリングや解析技術の動向について整理した。技術の全体像について知りたい人はこちら。
参考:(特集)2021年デジタルヘルスの技術動向 ~健康・ヘルスケアモニタリング / 解析~
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記事・コンテンツ監修小林 大三
アドバンスドテクノロジーX株式会社 代表取締役
野村総合研究所で大手製造業向けの戦略コンサルティングに携わった後、技術マッチングベンチャーのLinkersでの事業開発やマネジメントに従事。オープンイノベーション研究所を立ち上げ、製造業の先端技術・ディープテクノロジーにおける技術調査や技術評価・ベンチャー探索、新規事業の戦略策定支援を専門とする。数多くの欧・米・イスラエル・中国のベンチャー技術調査経験があり、シリコンバレー駐在拠点の支援や企画や新規事業部門の支援多数。企業内でのオープンイノベーション講演会は数十回にも渡り実施。
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